2018年3月 “感 謝 状”

 先月、日本ユニセフ協会から感謝状が送られてきました。

 世界中の子供たちの支援に使う目的で作られた「ユニセフ・マンスリーサポートプログラム」に10年を超えるサポートをしてくれたという理由からです。第2次世界大戦後、戦争のために親や家を失うなどきびしい暮らしをしなければならなくなった子供たちがたくさんいました。そうした子供たちを助けようと、1946年国際連合の第1回総会で『国際連合国際児童緊急基金(ユニセフ)』がつくられ、1953年に名前を『国際連合児童基金(ユニセフ)』にしました。振込に行かなくても募金できる方法として今のようなマンスリーサポートプログラムが開始されたのは1994年からです。

  封筒の中には、紙製の額縁に入った感謝状と、世界のこどもたちの様子を収めたフォトブックが同封されていました。感謝状等の発行は最低限に控えているけど、10年という大きな節目に際し、心からの敬意と感謝を伝えたいとのメッセージが書き添えられていました。今までに運動会や絵画展、書道展などで賞状を貰いましたが、「感謝状」は、子供たちが小さい時に‘母の日’にくれた記憶しかありません。ですから、“え~!、とっても嬉しい!”と素直に喜びました。

  ところで、日本の子供たちもユニセフに助けてもらったことがあるのをご存知でしょうか。若い方は知らない人も多いと思いますが、第2次世界大戦の後、食べるもの、着るものが無くて困っている時に、1949年から1964年までの15年間にわたり、給食用の粉ミルク、くすり、服の原料(原綿)などの支援をうけていたそうです。なんと総額65億円にもなったそうです。

現在は、190の国と地域で活動しているそうですが、日本では著名な方が親善大使等に任命されています。1984年に黒柳徹子さんがユニセフ親善大使に、日本ユニセフ大使には、1998年 アグネス・チャンさん、2007年 日野原重明さん、2016年 長谷部誠さんらがいらっしゃいます。

  「災害・復興支援」「医療・福祉」「子ども」「動物・ペット」「国際協力」等、誰かのため、何かのために出来る支援は幾つもあります。お世話になっている美容室がフィリピンの支援活動をしてらっしゃるので、昨日も少額ですが、寄付金箱に入れさせていただきました。毎日無事に過ごせることの感謝と有難みへの恩返しとして、出来る範囲で支援を続けていけたらと思います。

                                                                     (原口佳子)